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NTT-AT、WinActor集中管理サービスのUIやライセンス管理機能などを改善

「WinActor Manager on Cloud Ver.2.0」を提供

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(NTT-AT)は、同社のRPAツール「WinActor」を対象としたクラウド型管理サービス「WinActor Manager on Cloud」において、新版「同 Ver.2.0」を5月31日より販売すると発表した。

 WinActor Manager on Cloudは、複数台のWinActorの動作状況を集中管理するクラウドサービス。待機状態のWinActorにタスクを割り当てて負荷分散を行い、効率的にロボットを制御できるほか、エラーなどの発生で停止しているWinActorの状態も確認できるという。また、WinActorでのシナリオ実行にスケジュール情報を登録し、予約実行させることが可能。夜間に使われていないPCへタスクを振り分ける、といった効率的な利用法を実現する。

 こうして、実行シナリオをすべてクラウド側で管理することで、野良ロボットや野良シナリオを抑制可能な点がメリット。さらに、フローティングライセンスサーバー機能も備えているので、フローティングライセンス版のWinActorに対し、同時利用ライセンス数の管理も行えるとした。

 今回の新版では、操作性と視認性を向上させたユーザーインターフェイス(UI)へと刷新。ダッシュボードにカレンダーを配備することで、シナリオの実行スケジュールがひとめで確認できるようになった。さらに、管理画面上で各画面の説明や使用方法を確認できるユーザーズガイド機能も追加されている。

新しいUI、カレンダー、ユーザーズガイドのイメージ

 また、WinActor Manager on CloudのVer.1.0では、イベントログを管理画面で参照できたが、新版ではCSVファイルとしてまとめてダウンロードできるようにした。これにより、ユーザー側でのログ加工・分析ができるようになっている。

 このほか、グループを指定して、グループごとに利用できるフローティングライセンスの上限本数を管理する「ライセンスグループ割当機能」を搭載した。

ライセンスグループ割当機能のイメージ