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NTT Com、AIによる高精度自動翻訳ソリューション「AI翻訳PF」を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、AIによる自動翻訳を実現する「AI翻訳プラットフォームソリューション(以下、AI翻訳PF)」の提供を、3月1日から開始する。

 AI翻訳PFは、NTTグループの株式会社みらい翻訳が国立研究開発法人情報通信研究機構と共同開発した翻訳エンジン「COTOHA Translator」を採用。最新のニューラルマシントランスレーション(NMT)技術と、膨大な文例の学習により、超高精度の翻訳を可能とする。

 事前に実施した精度評価実験では、5段階評価で平均4.0を達成し、汎用的なインターネット翻訳(平均3.7)を約14%上回る結果となり、人間による翻訳との比較でも、TOEIC900点レベルの被験者と同等の平均点に達したばかりでなく、人間が平均7時間を要した一方、本エンジンは約2分以内で訳出しており、精度とスピードを両立した圧倒的パフォーマンスを実現したとしている。

 Microsoft Office(Word、Excel、PowerPoint)やPDF形式の文書ファイルをそのままのレイアウトで瞬時に翻訳し、同じファイル形式で出力することが可能。ファイルをブラウザー上でドラッグ&ドロップするだけで翻訳できる。

 また、辞書機能やチューニングによって社内用語や専門用語にも対応。簡単な操作で辞書登録ができるインターフェイスを備え、社内用語や専門用語についても登録を行うことで翻訳可能にするカスタマイズができる。さらに、辞書登録以外にもチューニングによる精度向上が可能で、顧客から学習用データとなる文例を預かり、NTT Comが蓄積したノウハウやNTT研究所を中心としたNTTグループのAI関連技術を活用しながら、エンジンに対し特有の用語や言い回しを事前に学習させることで、個々の顧客に合わせたチューニングを行う。

 対応言語は日本語から英語、および英語から日本語への翻訳。今後、中国語など他言語への対応を予定する。料金は1IDにつき月額8000円から(最低ID数は10)。