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NTT Com、AI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA Translator」に大規模利用向けメニューを追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は19日、ビジネス文書を高速に翻訳するAI翻訳プラットフォームサービス「COTOHA Translator」で、顧客ごとに翻訳エンジンを専有し、利用ID数によらない料金体系と翻訳速度の安定性向上を実現した「ビジネスプラン」の提供を開始した。

 COTOHA Translatorは、最新のニューラルマシントランスレーション技術と、NTTグループの強みである日本語解析技術、株式会社みらい翻訳と国立研究開発法人情報通信研究機構との共同開発による翻訳エンジンを活用することで、ビジネスで利用できる高品質な翻訳を実現したAI翻訳プラットフォームサービス。

 ビジネスプランでは、利用者が翻訳エンジンを専有できるため、サービスで他ユーザーの利用が集中している時でも、大きな影響を受けずに安定したスピードで翻訳を行える。

 料金体系については、従来のメニュー(ベーシックプラン)は利用ID数に応じた料金体系となっているが、ビジネスプランではID数の制約なく利用でき、目安としては200ID以上を利用の場合は新メニューの方が安価になる。

 また、ビジネスプランでは「辞書登録機能」に加え、社内や業界独特の言い回しを事前に翻訳エンジンに学習させるオプションサービス「個別翻訳モデル学習」によるチューニングに対応し、さらに高精度な翻訳が可能となる。

 ビジネスプランの料金は月額115万円(税別)から。最低利用期間を3年、GPU数を2とした場合の料金で、個別翻訳モデル学習への対応は個別見積もり。