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HPE、スーパーコンピューティング向けプログラミングソフトウェアを刷新、HPE ProLiant Computeサーバーでも利用可能に
2026年8月13日 08:00
米HPEは現地時間6月22日、スーパーコンピューティング向けプログラミングソフトウェアを刷新し、HPE ProLiant Computeサーバーでも利用できるようにすることで、HPEシステム全体で一貫した利用・運用体験を提供すると発表した。
また、HPC向けネットワーキングおよびストレージにおけるマルチテナント環境への対応を強化した。これにより、国立研究機関などにおけるソブリンAI環境での研究を支える、エンドツーエンドのスーパーコンピューティングソリューションとして、広範なポートフォリオの一つを提供する。加えて、新たなファイナンシャルサービスにより、高度なコンピューティングインフラストラクチャーの退役に伴う管理、セキュリティ、把握・監督を強化する。
新しいHPE Supercomputing Programming Softwareは、マルチベンダー環境と統合プロセスをより扱いやすくし、導入サイクルの短縮とシステム不安定化リスクの低減を支援する。また、AIトレーニング、チューニング、推論ワークロード向けに最適化されたHPE ProLiant DLおよびXDサーバーを含む、HPE ProLiant Computeサーバーでも利用できるようになり、プラットフォーム全体で一貫した、よりシンプルな利用・運用体験を実現する。
HPE Supercomputing Programming Softwareは、ベンダーツール、オープンソースツール、HPEツールを統合し、単一のプログラミング環境として検証済みの状態で提供することで、顧客のセットアップと導入を容易にする。
ソフトウェアは、すべてのプログラミングツール更新を事前検証し、コンテナ化して提供する。これにより顧客は、すぐに使える一貫した分離環境を利用して、新しいツールを自社のペースで採用できる。このアプローチにより、スタックの安定性が向上し、開発者はより安全かつ効率的に更新を適用できる。また、同一環境を再構築せずに複数のシステムへ展開できるため、インフラストラクチャーが変わるたびに開発チームが作業をやり直す必要を低減する。
HPEが一次サポート窓口を担うため、顧客がベンダー間の調整役を担う必要はない。HPEはCrayスーパーコンピューティングプラットフォームに関する専門知識を活用し、技術的な切り分けを行うとともに、すべてのベンダーを横断して問題解決を推進する。
さらに、HPEは、ソブリンAI環境での研究に向けたフルスタックのマルチテナントソリューションを構築するため、ネットワーキングおよびストレージにマルチテナント機能を追加した。これにより、大規模AIシステム上で稼働する機密性の高いワークロードに対し、より強固なデータセキュリティを実現する。
HPEは、ネットワークレベルでソブリンAI環境での研究を支えるため、メディアアクセス制御学習に基づくマルチテナント機能を備えたHPE Slingshot 400ソフトウェアの新バージョンを提供開始した。この機能により、ユーザーを安全に分離し、オープンソースやサードパーティなど他のグループからの不正なルーティングを制限する。新しいマルチテナント機能は、すでに導入されているHPE Slingshot 400スイッチにも適用できる。
また、HPEのスーパーコンピューティングファイルシステムでマルチテナンシーをきめ細かく設定・管理できるよう、新しいGUIとAPIを提供し、マルチテナント環境におけるHPE Cray Supercomputing Storage Systems E2000の運用を簡素化する。新しいGUIにより、マルチテナンシーの設定と管理がより直感的になり、APIが大規模なマルチテナンシー環境における自動化を可能にし、効率向上を実現する。
HPE Cray Supercomputingプラットフォームは、統合されたAIおよびHPCアーキテクチャにより、ユーザーの安全な分離を求める顧客のマルチテナントニーズに対応し、直接液冷によりエネルギー効率の向上を支援する。
さらに、スーパーコンピューティングおよびAIシステムの運用終了時の対応として、空冷式HPCおよびAIシステムへのサポートを強化するため、HPE Financial Servicesは使用済み資産の回収・処理・再生サービスを拡充した。これにより、顧客は運用終了に伴うプロセスにおいて、管理、セキュリティ、監督体制を強化できる。包括的で信頼性が担保されたシステム運用終了後の管理を実現するため、HPEのチームは顧客と連携し、セキュリティおよび構成のリセット、独自のテスト、ワークロード検証、高度な診断、スケールアウト検証、貿易関連規制への適合確認に対応する。このプロセスにより、システムは出荷時設定に戻り、データ保護、規制要件への対応、ハードウェア資産の責任ある管理を支援する。
HPEは、プログラミング環境の強化、マルチテナント環境への対応、運用終了後のセキュアな資産管理を通じて、導入から運用終了後まで、顧客の画期的な研究と科学的発見を高度なソリューションで支えるとしている。

