ニュース

SCSK、ERPパッケージ「ProActive E2」の機能強化版を提供開始

 SCSK株式会社は27日、自社開発のERPパッケージ「ProActive E2」の機能強化を実施した最新版の提供を開始した。

 ProActive E2は、会計、販売・購買在庫管理、貿易管理、資産管理、人事・給与・勤怠・人材マネジメント・個人番号管理など、全18の業務システムで構成されるERPパッケージ。

 最新版では、海外拠点でのシステム利用ニーズに合わせ、画面表示項目や帳票出力項目の英語表示に対応。パラメータ設定により、画面や帳票などのラベルやメッセージの表記を、日本語から英語へと変更する。また、英語表記への対応だけでなく、日本語を使用した固有の表記への変更にも対応し、顧客の社内で使用されている社内用語に統一することもできる。

 また、人事給与システムにおける「採用」「社会保険改定」「年末調整」など10種類の業務別ナビゲーションメニューを標準機能として提供しているが、最新版では顧客ごとの業務手続・運用ルールに合わせて任意のナビゲーションメニューを実現できるよう、機能の拡張を実施。ナビゲーションメニューでは、説明文や章タイトルのような文字列や画像の表示、添付ファイルのダウンロード、ProActiveの各種機能の起動設定などが可能となる。

 このほか、部門別与信管理機能として、取引先の部門単位で与信枠の設定・管理が行えるように機能を拡張。各種社会保険管理の機能強化としては、「産前産後休業終了時報酬月額変更届」「育児休業等終了時報酬月額変更届」の出力を可能にするとともに、法定帳票の作成負荷を軽減するため、雇用保険、厚生年金、健康保険の届出用紙のうち、新たに14帳票を作成する機能拡張を搭載した。販売管理システムの外部データ取り込み機能についても拡充し、「仕入実績データ」「売買実績データ」の取り込みや、「BOM(部品表)マスタ」のデータ取り込みにも対応した。

 SCSKでは、販売開始から1年間で300社への提供を目指す。