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SCSK、ERP製品「ProActive」とAI-OCRを組み合わせた経費精算支援ソリューション
2019年12月2日 12:06
SCSK株式会社は2日、自社開発のERP製品「ProActive」とAI-OCRを組み合わせて経費精算を支援する「ProActive AI-OCRソリューション」を、同日より提供開始すると発表した。
「ProActive AI-OCRソリューション」は、スキャナや複合機でスキャンしたレシートや、カメラなどで撮影した領収書の画像をテキストに自動変換し、ERP「ProActive」に連携するソリューション。
ディープラーニング(深層学習)技術を生かしたAI-OCRにより、読み取ったレシートなどの日付や、合計金額、電話番号、支払先といった必要な情報を高精度でテキストへ変換できる点が特徴という。また利用開始にあたって、テンプレート作成などの事前作業は必要ないほか、AIの学習によって読み取り精度が継続的に向上するとのこと。
今回、「ProActive AI-OCRソリューション」の第1弾としては、「経費システムへの自動転記」「AI信頼度判定機能」「スマートフォン活用」といった3つの機能を持つ「AI領収書読み取りソリューション」を提供する。
このうち経費システムの自動転記では、領収書の日付、金額、支払先を読み取り、必要な情報をテキストへと変換して、経費精算明細を自動作成してくれる。領収書の読み取りに特化したAI-OCRを用いることで、金額の認識率は95%以上の高い精度を実現しているという。また、従来は読み取り精度の向上が難しいとされてきた手書き領収書においても、高精度での読み取りが可能とのこと。
2つ目のAI信頼度判定機能は、撮影した領収書の日付、金額、支払先をAIがチェックし、項目ごとにAIの読み取りの信頼度をパーセントで表示するもの。経理部門は、AIにより判定された信頼度情報を詳細確認の要否判断などに活用できるため、確認作業の効率化を支援する。
3つ目のスマートフォン活用では、スマートフォン搭載カメラで撮影した画像をAI-OCRで読み取り、精算明細を自動作成できるので、経費精算のために会社へ戻ることなく、外出中の移動時間などのすき間時間を活用して業務を行えるとしている。
「AI領収書読み取りソリューション」の料金は、読み取り枚数に応じた従量課金制となり、500枚で1万円から。