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ネオジャパン、社内アプリ構築ツール「AppSuite」を搭載したグループウェア「desknet's NEO V4.0」

自社・部門ごとのカスタムメイドアプリを“かんたん作成”

 株式会社ネオジャパンは10日、グループウェア製品「desknet's NEO」の新版「同 V4.0」を提供開始すると発表した。7月に発表したカスタムメイド型の社内システム構築ツール「AppSuite」を1機能として搭載するほか、利便性やセキュリティなど、さまざまな面で強化を行っている。

 desknet's NEOは、HTML5を全面採用したグループウェア。グループウェアの各機能(アプリケーション)は、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など全25種類が用意されており、必要に応じて利用することができる。

ネオジャパン、社内アプリ構築ツール「AppSuite」を搭載したグループウェア「desknet's NEO V4.0」

 今回、メジャーバージョンアップに伴い、全部で300以上の機能強化が行われている。

 例えば、ワークフロー機能では、中間の承認予定者が対応できない場合に、その先のステップにいる承認予定者が順番を抜かして承認を行う「引き上げ承認」に対応。申請処理中の経路変更や、決裁時の添付ファイル追加、申請部署ごとの文書管理フォルダ保管などが追加された。

 またセキュリティ面では、アクセス元のネットワークやIPアドレスごとに、添付ファイルのアップロード・ダウンロードを制限できるようにしており、なりすましなどの被害があった場合への対処がしやすくなったという。

 このほか、新たに全画面表示モードを搭載し、ページの表示内容を最適化・最大表示することで、画面をより有効活用できるように機能を改善したとのこと。

 価格は、クラウド版が1ユーザーあたり月額400円(税別)。パッケージ版は、スモールライセンスが5ユーザーで3万9800円(税別)から、大規模向けのエンタープライズライセンス(年間サポートサービス料金含む)は300ユーザーで150万円(税別)から。

自社・自部門に適したアプリケーションを簡単に作成できる「AppSuite」

 ネオジャパンでは今回、この最新版であるdesknet's NEO V4.0を基盤として利用し、社内システム構築ツールのAppSuiteを提供開始した。AppSuiteを利用すると、企業の現場で行われている業務処理を、簡単にWebシステム化することが可能。さまざまな業務・業種で利用できるアプリケーションをテンプレートとして用意しており、ITに関する知識がそれほどないユーザーでも、簡単な操作で管理項目や表示・編集フォームなどをカスタマイズし、自社や自部門に適したアプリへと作り替えていけるという。

 アプリケーションは、テンプレートを利用する以外にも、既存のアプリケーションを複写して一部を調整したり、はじめから画面に部品を並べて新しいアプリケーションを作ったり、CSVファイルをインポートしたり、といった方法で作成を行える。

ネオジャパン、社内アプリ構築ツール「AppSuite」を搭載したグループウェア「desknet's NEO V4.0」 AppSuiteで作成したアプリケーションの画面例
AppSuiteで作成したアプリケーションの画面例

 また、desknet's NEOをプラットフォームとして利用しているのも特徴の1つ。社内で利用しているdesknet's NEOのメニューやポータルに組み込んで利用できるほか、項目ごとのアクセス権などをカスタマイズする場合、別途ユーザーマスタを用意する必要はなく、グループウェアのユーザー情報をそのまま使えるとした。

 なお、AppSuiteの利用には別途追加料金が必要となる。クラウド版の場合は、1ユーザーあたり月額320円(税別)、パッケージ版のスモールライセンスは5ユーザーで3万1000円(税別)から、大規模向けのエンタープライズライセンス(年間サポートサービス料金含む)は300ユーザーで120万円(税別)から。