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ネオジャパンのグループウェア「desknet's NEO 5.5」、ユーザーの声をもとにスケジュールの使い勝手を向上
2020年2月26日 12:28
株式会社ネオジャパンは26日、グループウェア「desknet's NEO」の新版「同 バージョン5.5」を提供開始すると発表した。ユーザーからの声に応える形で使い勝手の向上が図られており、スケジュールやアンケートなどの標準機能を強化したほか、業務アプリ作成ツール「AppSuite」の機能改善も行われている。
desknet's NEOは、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など、標準で27の機能を利用できるグループウェア。オプション機能として、企業の現場で行われている業務処理を簡単にWebシステム化する業務アプリ作成ツールAppSuiteも提供されており、さまざまな企業・業務に適応できる点を特徴としている。
今回の新版では、日本企業からのニーズが強い「組織」を意識したアップデートが行われている。まず、スケジュール・設備予約の登録先から「組織」を選べるようにした。組織のスケジュールとは、組織単位で利用できる共用スケジュールで、これを有効活用することによって、出張や休暇、納期などをスムーズに組織で共有できるようになるという。
また、登録先選択時に「組織別」タブを開くと、ユーザーの代表組織が初期表示されるカスタマイズに対応。スケジュールの「複写して追加」も、よりスムーズに行えるようになっており、使い勝手の向上と画面間の情報連動など、細かな点も改善されているという。
さらにアンケート機能において、「組織」を指定したアンケートの送信、アンケートの開始・終了日時の設定、アンケート作成者の権限設定などを行えるようにした。なお今後は、アンケート機能を用いた健康サポートサービスを、順次、プログラムを追加する予定。
一方でAppSuiteでは、カレンダー形式でデータ表示を新たにサポート。アプリ上の任意の日時・日付部品の日付をもとに、月間カレンダー形式でデータを表示することができる。例えば、タスク管理や生産管理、リソースの割り当てなどをカレンダーで表示すると、情報の視認性が向上するとのこと。
また、AppSuiteのアプリに登録されたデータをもとに、desknet's NEOのスケジュールへ予定を追加できるようになった。タスク作業日や申請の締め切り、納期などとデータがひも付けることでより効率化が図られるとのことだ。
加えて、コマンドラインツールを用いて、リモートからアプリのデータをCSVファイルへエクスポートできるようにした。データ一覧取得APIを利用すれば、外部システムからAppSuite上のデータを検索・取得することもできる。
desknet's NEOは、従来と同様、クラウド版とパッケージ(オンプレミス)版が提供されており、価格例(以下、すべて税別)は、クラウド版のdesknet's NEOが1ユーザーあたり月額400円、オプションのAppSuiteが1ユーザーあたり月額320円。
パッケージ版は、中小規模向けのスモールライセンスが5ユーザーで3万9800円から、オプションのAppSuiteが5ユーザーで3万1000円から。大規模向けのエンタープライズライセンスが300ユーザーで150万円から、オプションのAppSuiteが300ユーザーで120万円から。