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ネオジャパンのグループウェア新版「desknet's NEO V5.2」、業務アプリ作成オプションとの機能連携を強化

 株式会社ネオジャパンは15日、グループウェア「desknet's NEO」の新版「同 バージョン5.2」を提供開始すると発表した。オプション機能として提供している業務アプリ作成ツール「AppSuite」とのワークフロー機能連携強化、外部データの取り込みを自動化するためのコマンドラインツール公開、といった改善が行われている。

 desknet's NEOは、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など、さまざまな機能を利用できるグループウェア。そのオプションとして、企業の現場で行われている業務処理を簡単にWebシステム化する業務アプリ作成ツールAppSuiteが提供されている。

 今回の新版では、そのAppSuiteとdesknet's NEOのワークフロー機能の連携機能を強化し、AppSuiteに登録された各データの詳細画面から、ワークフローの申請を行えるようにした。データ詳細のメニューに表示された「ワークフロー」ボタンをクリックすると、desknet's NEOのワークフロー申請作成画面が開き、アプリごとにあらかじめ設定した申請書を表示することができる。なお、アプリに登録されたデータはHTML化され、申請に添付されるとのこと。

 AppSuiteではさらに、CSVファイルからAppSuiteのアプリへデータを一括インポートできるよう、コマンドラインツールを公開した。これを利用すると、クライアントPCのコマンドラインからCSVファイル内のデータ一括登録を行えるほか、外部システムのサーバー上にコマンドラインツールを設置してバッチに組み込み、処理データを定期的に自動取り込みすることもできる。このコマンドラインツールは、desknet's NEOのシステム管理者、AppSuiteの機能管理者が利用できるとのことだ。

 加えて、社内システムやクラウドサービスなどの外部システムとAppSuiteアプリを連携させるためのAPIを公開。外部システムからAPIを呼び出すことで、AppSuiteアプリにデータを直接登録することが可能になり、外部システムとAppSuiteアプリを連携させる際のデータ登録を自動化できる。例えば、外部の会計ソフトと連携させ、AppSuiteアプリに帳票データなどを自動的に取り込む、といった仕組みを実現可能とのこと。

 このほかdesknet's NEO本体については、リッチテキストエディタの更新、アイコン画像のファイルサイズ制限を緩和、といった強化を行っている。

 価格(税別)は、クラウド版の場合、desknet's NEOが1ユーザーあたり月額400円、AppSuiteが1ユーザーあたり月額320円。

 オンプレミス環境などで利用するパッケージ版は、desknet's NEOのスモールライセンスが最少5ユーザーで3万9800円から、AppSuiteのスモールライセンスが最少5ユーザーで3万1000円から。またdesknet's NEO、AppSuiteともに、300ユーザー以上の大規模環境向けに提供されるエンタープライズライセンスも用意されている。