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ネオジャパン、WebRTC技術を用いたテレコミュニケーションサービス分野へ参入

第1弾としてウェビナーツール「desknet's Webinar」を2018年春に提供

 株式会社ネオジャパンは5日、WebRTC(Web Real-Time Communication)技術をベースにしたリアルタイムコミュニケーション分野に本格参入すると発表した。今後、リモートワークやリモート商談などに利用できる遠隔業務ツール、教育ツール、医療ツールなどのテレコミュニケーションサービスを開発・提供するという。

 WebRTCとは、W3Cが提唱しているオープン規格で、専用ソフトやプラグインを利用せずに、Webブラウザ間のボイスチャット、ビデオチャット、ファイル共有などを行えるリアルタイムコミュニケーション技術。同技術を用いて製品・サービスを開発するにあたり、国内外の有力ベンダーと技術提携し、それぞれの強みとネオジャパンのグループウェア技術とを融合させ、市場のニーズに対応するという。

 ネオジャパンではまず、第1弾として、1対多のWebセミナーを手軽に構築できるソリューションツール「desknet's Webinar(仮称)」を2018年春に提供する予定。日本国内でWebRTCサーバーソフトを提供している、時雨堂の製品と連携対応するという。

 また、利用者へのソフトウェアライセンス提供に加え、WebRTCの仕組みをサービス化し、製品カスタマイズやOEM提供など、サービスベンダー向けのニーズに合わせたシステムインテグレーションサービスも提供するとしている。

 なお同製品は、ネオジャパンのグループウェア「desknet's NEO」の利用企業の一部でテストトライアルを実施しており、業種向け個別サービスの開発も進んでいるとのこと。