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ネオジャパン、Web会議機能を統合したグループウェア「desknet's NEO V5.0」

 株式会社ネオジャパンは29日、Webグループウェア「desknet's NEO」の新版「同 V5.0」を同日より提供開始すると発表した。さまざまな機能を改善したほか、Web会議を開催できるようにする「ウェブ会議オプション」が追加されている。

 desknet's NEOは、「スケジュール」「インフォメーション」「設備予約」「回覧・レポート」「文書管理」「ワークフロー」など、さまざまな機能を利用できるグループウェア。前バージョンの「V4.0」からは、企業の現場で行われている業務処理を簡単にWebシステム化できるツール「AppSuite」も追加されており、より用途が広がっている。

 今回の新版では、desknet's NEO上で利用可能なWeb会議(オンライン会議)機能が新たに追加された。特別なハードウェアやソフトウェアを用いることなく、グループウェアと連携したWeb会議を簡単に利用できるという。

 従来のビデオ会議システムやWeb会議システムと同様、会議室間や拠点間をつないだオンライン会議を開催できるのはもちろん、在宅勤務や出張・外出中などの従業員も会議に参加可能。発言できない場所にいるユーザーもチャットで会議に参加することができる。また、画面レイアウトの切り替えや、ファイル共有、画面共有などの機能も搭載した。

 またウェブ会議オプションのライセンスを購入すれば、desknet's NEOのユーザーがそのままWeb会議の利用者になれるので、利用者の登録・管理を行う必要がない点もメリット。Web会議の予約はdesknet's NEOのスケジュール機能や設備予約機能から行え、会議の時間になったら「会議に参加」ボタンを押すだけでWeb会議に参加できるとした。なお、Web会議は最大5アカウントまでの同時参加に対応している。

 なお、映像・音声データの配信にはWebRTC技術を採用しており、Webブラウザのみで会議を実施可能ながら、高画質の映像と遅延のないクリアな音声でのやりとりを行えるとのこと。

 Web会議はWindows環境の場合、Microsoft Edge、Chrome、Firefoxで利用できる。今後はスマートフォン、タブレット対応アプリもリリースする予定。

 このほか新版では、desknet's NEOの既存機能でもさまざまな改善が行われた。例えば、AppSuiteでは、アプリの「文字(一行)」部品で自動採番が行えるようになったほか、「添付ファイル」部品に登録されたテキスト/HTML/CSVファイルの内容検索が可能になっている。

 desknet's NEOの価格は、クラウド版の場合、1ユーザーあたり月額400円(税別)からで、ウェブ会議オプションは6月19日より提供開始される予定。オプション価格は、その際に発表されるという。

 一方、パッケージ版のdesknet's NEOは、300ユーザーまでのスモールライセンスが、5ユーザー3万9800円(税別)から。大規模向けのエンタープライズライセンスが、300ユーザーで150万円(税別)から。ウェブ会議オプションは1会議室あたり10万円で、最大10会議室まで設置でき、すでに利用可能となっている。