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ヤマハ、小規模会議室でのWeb会議活用を支援するビデオ/サウンドシステム「CS-700」

 ヤマハ株式会社は9日、カメラやスピーカーを内蔵したビデオサウンドコラボレーションシステム「CS-700シリーズ」を発表した。価格は15万円(税別)からで、10月より順次販売を開始する。

 CS-700シリーズは、気軽に打ち合わせができる少人数向けの会議室(以下、ハドルルーム)において、Web会議を快適に利用できるよう支援するデバイス。ステレオスピーカー、マイクとカメラを内蔵しており、PC、Web会議サービスなどと組み合わせて利用する。

CS-700シリーズ

 音声処理については、ヤマハがスピーカーフォン(マイク&スピーカー)「YVCシリーズ」などで長年培ってきた、適応型エコーキャンセラーやノイズリダクションをはじめとする高品質な技術をさらに進化させたとのこと。

 具体的には、ハドルルームで話されるすべての言葉を通話先に届けるためのビームフォーミング・マイクロフォン・アレイや、低音から高音(160Hz~20,000Hz)までしっかりと会議参加者に届ける4つのスピーカーユニットを搭載するなど、より自然で明瞭な会話を実現したという。

 一方カメラは、120°の広角HDカメラを搭載し、パン機能やズーム機能を使用しなくても、すべての会議参加者の姿をとらえられるように工夫している。最大解像度はUSB 3.0接続時が1080p/30fps、USB 2.0接続時で640×360ドット/30fps。

 さらに、上位モデルの「CS-700DL」は画面共有機能である「DisplayLink」をサポートし、USBケーブル1本でPCやタブレットと接続するだけで、2つのディスプレイに対し別々のコンテンツを表示することができる。

 設置に付いては、付属の取り付け金具にて壁面設置に対応するほか、各社のディスプレイモニタースタンドへの取り付けもサポートしていく予定。

 価格(税別)は、基本モデルの「CS-700AV」が15万円、CS-700DLが17万円。それぞれ、10月、12月の発売を予定する。

 なおヤマハでは、5月10日~12日に東京ビッグサイトで開催される「第7回モバイル活用展(春)」に、CS-700シリーズを出展する予定だ。