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ヤマハ、Web会議向けビデオ/サウンドシステム「CS-700シリーズ」を展示

「モバイル端末・周辺機器展」のヤマハのブース

 「クラウドコンピューティングEXPO」「情報セキュリティEXPO」など13のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春 2017」が11日、開幕した。会場は東京ビッグサイトで、5月12日まで開催される。

 「モバイル活用展」のヤマハ株式会社のブースでは、小規模会議室でのWeb会議活用を支援するビデオ/サウンドシステム「CS-700シリーズ」を展示している。

CS-700AV

 CS-700シリーズは、ステレオスピーカーとマイク、カメラを内蔵し、PCにUSBケーブルで接続して、Web会議を快適に利用できるよう支援する製品。ヤマハがこれまでに手掛けてきたスピーカーフォンなどで培ってきた、適応型エコーキャンセラーやノイズリダクションなどの技術を進化させ、会議参加者間でのより自然で明瞭な会話を実現する。

 カメラは、120°の広角HDカメラを搭載し、パン機能やズーム機能を使用しなくても、すべての会議参加者の姿をとらえられるように工夫している。最大解像度はUSB 3.0接続時が1080p/30fps、USB 2.0接続時で640×360ドット/30fps。

1台で小規模な会議室全体をカバーする

 上位モデルの「CS-700DL」では画面共有機能の「DisplayLink」をサポートし、USBケーブル1本でPCやタブレットと接続するだけで、2つのディスプレイに対して別々のコンテンツを表示できる。

 Web会議向け製品の中には、単体でWeb会議に接続できるものもあるが、利用できるシステムが限られていることが多く、多様なWeb会議のシステムを利用している企業のニーズに応えるには、PCに接続して利用する形の製品の方が都合がいいという。

 価格(税別)は、基本モデルの「CS-700AV」が15万円、上位モデルの「CS-700DL」が17万円。それぞれ10月、12月の発売予定。