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【OpenStack Summit】PayPal、eBay、VMware、NTTのセッションとIntel講演、2014年の重点分野 など (ユーザー調査の結果や、2014年の重点分野などを解説)

ユーザー調査の結果や、2014年の重点分野などを解説

 プレス向けセッションではほかに、OpenStack FoundationのExecutive DirectorであるJonathan Bryce氏と、Board of Directorsの理事長であるAlan Clark氏(SUSE)が、OpenStackの概要について解説した。

 Bryce氏は、OpenStackや開発コミュニティ、OpenStack Foundationについての概要を説明し、コードやコミュニティ、参加企業などの成長について紹介した。

 さらに、ユーザー調査の結果を紹介した。50か国で利用され、20人以下のスタートアップから大企業まで利用。採用目的は「コスト削減」「管理の効率」「オープンプラットフォーム」がトップ3となる。用途では、Webサービス、動作テスト、データベースがトップ3。デプロイ先はプライベートクラウドが60%となっている。ホストOSはUbuntuが55%、ハイパーバイザーはKVMが62%となっている。そのほか、ネットワークでOpen vSwitchが、ストレージでLVMが、デプロイツールでPuppetが1位という結果も語られた。

OpenStack FoundationのExecutive DirectorのJonathan Bryce氏
ユーザー調査の結果:世界50か国で利用
ユーザー調査の結果:利用業界、企業規模、採用目的
ユーザー調査の結果:用途とデプロイ先
ユーザー調査の結果:ホストOSとハイパーバイザー
ユーザー調査の結果:ネットワーク、ストレージ、デプロイツール

 Clark氏は、OpenStack Foundationについて解説した。OpenStack Foundationは2012年9月に設立された。「一般メンバー」「プラチナメンバー」「ゴールドメンバー」の3種類のメンバーからなり、Board of Directors(理事会)やTechnical Committee(技術委員会)が設けられている。また、ユーザーからのフィードバックを収集するUser Committee(ユーザー委員会)も設けられた。

 氏はさらに、2014年の重点分野として、プロダクトが増えてきて重要なものを検討すること(Define core)、トレーニングや認定プログラム(Training, education and certification)、エコシステムを成長させるためのアンバサダープログラムや知財のプログラム(Guide the growth of the ecosystem)の3点を挙げた。

Board of Directorsの理事長のAlan Clark氏(SUSE)
OpenStack Foundationの2014年の重点分野3つ。重要なプロダクトの検討、トレーニングや認定プログラム、エコシステムを成長させるためのプログラム

高橋 正和