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【OpenStack Summit】PayPal、eBay、VMware、NTTのセッションとIntel講演、2014年の重点分野 など (68のデータセンターのリソースをセルフサービスで利用できるようにしたIntel)
(2013/11/11 13:53)
68のデータセンターのリソースをセルフサービスで利用できるようにしたIntel
プレス向けセッションでは、Intel社のDas Kamhout氏が、社内のインフラにOpenStackを大規模導入した事例を発表した。
Intelでは、10万人の従業員、6500人のIT担当者、68箇所のデータセンターを抱える。そのITインフラとして、80%の社内サーバーを仮想化して10分以内でデプロイし、マルウェアの感染率を1%以下にし、BIにより1億ドル分の機会をとらえているという。
こうした社内インフラのために、OpenStackによるプライベートクラウドを構築している。ユーザー管理などの既存のソリューションと接続しつつ、ハイパーバイザーとしてVMwareとKVM両方と物理サーバーに対応し、GUIとコマンドラインとAPIからの操作をサポートして、ユーザーからもセルフサービスで利用できるようにしている。メニーコアのコプロセッサであるXeon Phiもここから選んで利用できるという。
さらに、PuppetやCFEngineで管理を自動化し、アプリケーションプラットフォームとしてはCloud FoundnryによるPaaSを構築する構成も語られた。
これにより、半導体設計のようなバッチジョブや、検証ラボのような大量のサーバーの利用、エンタープライズの利用などのさまざまなワークロードを、既存の資産から新しいインフラまでOpenStackを介して動作させるとKamhout氏は説明した。
2014年の展望としては、テスト自動化やパフォーマンスチューニングによってスピードアップすること、ユーザーエクスペリエンスを高めること、ローリングアップグレードなどが語られた。