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QNAP、光ディスクを用いた階層化ストレージを展示 ファーウェイやクラウディアンも最新ソリューションを紹介

Japan IT Week 2019会場レポート ストレージ編

 「クラウドコンピューティングEXPO」「データセンター展」など11の展示会から構成される「第28回 Japan IT Week【春】後期」が、5月8日に開幕した。会期は10日まで。

 会場は東京ビッグサイト。東館が東京五輪で改装されるため、西館と青海展示場(東京テレポート駅前)が使われている。なお主催者は「本展は業界関係者のための商談展です。一般の方のご入場はできません」と記している。

第28回 Japan IT Week【春】後期

ストレージ製品の展示

 ファーウェイのブース(データストレージEXPO)では、ハイエンドからミドルレンジまでのフラッシュストレージを展示している。ハイエンド製品としては、ネイティブオールフラッシュストレージ「OceanStor Dorado」を展示。ミッドレンジではハイブリッドストレージ「OceanStor 5300/5500/5600/5800 V5」を展示するとともに、SSDをHDDと同価格で提供するキャンペーンを紹介。さらに、AIチップによる機械学習で通信を最適化する「AI Fabric」(2020年リリース予定)も展示している。

ファーウェイのネイティブオールフラッシュストレージ「OceanStor Dorado」
ファーウェイのミドルレンジのフラッシュストレージとキャンペーン
ファーウェイのハイブリッドストレージ「OceanStor 5300/5500/5600/5800 V5」
AIチップによる機械学習で通信を最適化する「AI Fabric」

 S3互換のクラウドストレージを販売するクラウディアンのブース(データストレージEXPO)では、アプライアンス製品「Cloudian HyperStore」について展示している。特に、オールフラッシュストレージのPureStorageと、バックアップソフトウェアのVeeamと組み合わせて、PureStorage製品からVeeamを使ってHyperStoreにアーカイブするソリューションを説明していた。

クラウディアンのブース
HyperStoreとPureStorageおよびVeeamと組み合わせるソリューション

 QNAPのブース(クラウドコンピューティングEXPO)では、NAS製品のほか、100年の寿命を持つ光ディスク技術(パナソニック)と組み合わせた階層化ストレージ「BlueGlacier」を展示している。

 さらに、NAS用OS「QTS」を使ったインテリジェントスイッチや、グラフィックカードやネットワークアダプターなどの周辺装置など、ストレージ以外の製品も展示していた。

QNAPのNAS製品
階層化ストレージ「BlueGlacier」
BlueGlacierで使われている100年の需要を持つ光ディスク(パナソニック)
QNAPのインテリジェントスイッチを使った映像ソリューション
グラフィックカードやネットワークアダプターなどの周辺装置