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IoT技術でデータセンター管理を効率化――、シュナイダーエレクトリックの「EcoStruxure」
Japan IT Week 2019会場レポート 「データセンター展」編
2019年5月10日 11:44
「クラウドコンピューティングEXPO」「データセンター展」など11の展示会から構成される「第28回 Japan IT Week【春】後期」が、5月8日から10日まで開催されている。
シュナイダー、データセンタープラットフォームEcoStruxure製品群を展示
シュナイダーエレクトリックのブース(データセンター展)では、IoTによって管理するデータセンタープラットフォーム製品群「EcoStruxure」について、新製品をまじえて展示している。
EcoStruxureは、ネットにつながる製品群と、そこから得られたデータを集約する「エッジコントロール」、さらにそれを集中管理する「アプリアナリティクスサービス」の3つのレイヤーからなる。
特に、ネットにつながる製品群が紹介された。まず、「Galaxy VX」は大容量3相UPS。2018年に発売された新製品だ。
「Uniflair InRow Cooling DX」は、ラック間に入る空冷式の局所冷却空調機。従来製品から幅が半分になってラックの設置面積を拡大できる。夏ごろ発売予定という。
「Uniflair Air Economizer」は、データセンターの間接外気空調機。データセンターで外気冷却を取り入れてPUEを下げるときに、取り込む外気をフィルタしたり、温度調節したりする。これにより、空調を稼働している時間を減らせる。参考出品で、年末ごろに発売されるだろうという。
「HyperPod」は、一群のラックを囲むコンテインメントの製品。ホットアイルとコールドアイルの分離など、冷却や電源の構成を効率的にするとした。参考出品で、8~9月ごろ発売予定。
エッジコントロールのレイヤーでは、DCIM(Data Center Infrastructure Management)製品の「EcoStruxure IT Expert」がある。オンプレミスのソフトウェアとして提供しているが、新たにクラウド(SaaS)版が秋ごろに登場予定だという。