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TikTok売却に向け圧力続く 輸出規制の影響に注目
2020年9月7日 10:32
買い手名乗りも次々に
8月2日の発表でほぼMicrosoftに決まりかと思われていたTikTokの買い手だが、Microsoftの“天敵”Oracleが18日に突然、名乗りをあげた。データベースと業務アプリケーションで知られるBtoB企業が、なぜTikTokを欲しがるのか、首を傾げる向きも少なくない。
だが、Oracleの共同創業者でCTO(最高技術責任者)のLarry Ellison氏、それにCEOのSafra Catz氏はTrump大統領と親しいことで知られている。OracleはByteDanseに出資するベンチャーキャピタルのGeneral AtlanticやSequoia Capitalとも組んでいる。
その後、スーパーチェーンのWalmartがMicrosoftとともに獲得に乗り出す意向を明らかにした。こちらも意図が分かりにくいが、デジタルでの存在感を強めてきた同社がEC(Eコマース)強化でTikTokを活用するとみられている。WalmartとMicrosoftは、2018年に対Amazonで提携関係にあり、ここでもタッグを組んだと考えると分かりやすい。
なお、Wall Street Journalは、WalmartがGoogleの親会社Alphabet、それにソフトバンクにも声をかけたが、いずれも断られたと伝えている。買い手として、ほかにTwitterなどの名前も挙がっているが、Microsoft/Walmart連合とOracleの2つが有力とみられる。
そして、流れをさらにややこしくしたのが、中国政府が8月28日に発表した新しい輸出規制だ。