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ハイブリッドクラウド戦略をエッジに拡大 Red Hat買収を生かすIBM

IBMとRed Hatの組み合わせ

 IBMとRed Hatの組み合わせは、双方に好ましい形になっているようだ。

 Whitehurst氏はTech Crunchに対し、IBMの新しいエッジとハイブリッドクラウド製品がRed Hat技術を基盤としていると認めながら、これらがIBMもRed Hatも単独ではなし得なかったことだと言う。「Red Hatには、IBMのような規模もなければ、こうしたプロジェクトを進める広さもスキルもなかった」(Whitehurst氏)。

 一方、IBMはハイブリッドクラウドと、その延長のエッジを製品化することができた。Whitehurst氏は、Red Hatが、IBMにエコシステムの考え方をもたらしたとも指摘している。実際、IBMはエッジ製品と同時にエコシステムプログラムを2種発表している。

 創業109年のIBMは、新しいCEOの下で悪くないスタートを切ったようだ。