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MicrosoftはSkypeを“化粧直し” 新型コロナでビデオ会議サービス活発

MicrosoftはSkypeを活用できなかった

 「もし新型コロナが2011年に発生していたら、人々はSkypeを使って音声や動画でやりとりしていただろう」。The Vergeは、“もしも”を語りながらSkypeの歴史を振り返っている。コミュニケーションツールとして電話に取って代わりそうな勢いを見せたSkypeは、2011年に85億ドルでMicrosoftに買収された。この年は、くしくもZoomの創業の年でもある。

 だが、かつて「google」(ググる)と同じく動詞化するほどヒットしたSkypeも、Microsoft傘下になってからの存在感は薄い。Microsoftは、P2PベースだったSkypeを買収後、クラウドサーバーベースに技術変更したが、統合や活用は順調とは言えなかった。

 The Vergeによると、Microsoftは、2015年にSkypeの月間アクティブユーザー数を3億人と発表して以降、数字を公表していない。ただ3月末のプレス説明の中で、過去6カ月(月間ではない)のアクティブユーザーが2億人、新型コロナでデイリーユーザーが4000万人(前月比約70%増)と明らかにしている。

 一方のZoomは同時期に、1日のユーザーが2億人になったと発表しており、Skypeが以前に比べ縮小し、Zoomに圧倒されていたことがわかる。

 Skypeは、そんな中で再びスポットライトを浴びることになった。