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MicrosoftがLinux採用製品を投入 IoTで全面攻勢

Windowsが全売上に占める比率は16%に

 2014年までCEOとしてMicrosoftを率いたSteve Ballmer氏が、「Linuxは“ガン”」と発言していたことを考えると、同社の変化は大きい。Ballmer氏の後を継いだSatya Nadella氏は、Linuxやオープンソースに対抗することよりも、モバイル、クラウドという新しい時代に向けてMicrosoftの位置を確立することに力を注いできた。

 そこでは、Windows OSの重要度は下がっている。Bloombergは、Nadella氏が就任時に従業員に宛てたメモを分析し、約3000ワード中「クラウド」が21回出てくるのに対し、「Windows」は10回しか出てこなかった、と指摘している。

 そして3月末、Nadella氏は新しい組織編成を発表し、“脱Windows”に向けた戦略をさらに進めた。新しい組織ではWindowsとデバイス事業部が分割され、クラウドとAIプラットフォーム、エクスペリエンスとデバイスなどの事業部に再編された。これまでWindowsを統括してきたTerry Myerson氏が、同社を離れることも発表されている。

 組織変更を告げるNadella氏の従業員宛てメモには、「Windowsの将来は明るく、新しいシナリオとデバイスフォームファクタでイノベーションを継続する。Microsoft 365とより深く結びつくだろう」と記されている。だが、CNBCはこのくだりを「後からの思いつき」と推測している。

 CNBCは財務面でもWindowsの比重が低下していることを指摘する。Windowsは、2008年にはMicrosoftの売り上げの28%を占めていたが、2017年には16%まで下がっているのだ。「Microsoftの太陽系において、Windowsはもはや太陽ではない」「遠くに離れた月だ。重要ではあるが、それでも、ただの月にすぎない」と言う。