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NTT Com、IoTプラットフォーム「Things Cloud」でSigfoxとの接続に対応

LoRaWANとSigfoxが選択可能なマルチLPWAを実現

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は8日、IoTの導入をノンプログラミングで簡単・短期間で実現できるIoTプラットフォーム「Things Cloud」について、LPWAであるSigfoxとの接続機能の提供を開始した。

 IoT機器向けのデータ通信としては、携帯電話事業者が提供するモバイルネットワークに加え、LPWAと呼ばれる無線通信方式が拡大しており、その中でもLoRaWANとSigfoxが主要な規格となっている。

 NTT Comでは、IoT危機向けのモバイルネットワークとして、通信プロファイルが書き換え可能なモバイルサービス「IoT Connect Mobile」を提供し、LPWAについてはLoRaWANの接続機能を提供してきた。今回、新たにSigfoxにも対応することで、複数のLPWAが選択可能な「マルチLPWA」に対応する。

 これにより、利用者はIoTの利用用途やデータ容量、通信頻度などの要件に応じて、最適なネットワークを自由に選択できるようになる。接続先であるThings Cloudでは、異なるネットワーク経由で接続されたIoT機器を一元的に管理することが可能で、顧客の効率的な運用を実現する。

 Sigfox接続機能は、Things Cloudの利用料金に加えて、月額8800円(税別)で利用が可能。NTT Comでは、7月17日~19日に東京ビッグサイト(青海展示棟)で開催される「第2回 5G/IoT通信展」に、サービスを出典する。