ニュース

NTTコムウェア、サブスクリプション管理基盤「Smart Billing」とNTT ComのIoTプラットフォーム「Things Cloud」が連携

 エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社(以下、NTTコムウェア)は20日、サブスクリプションビジネスを支援する管理プラットフォーム「Smart Billing」の新機能として、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)のIoTプラットフォーム「Things Cloud」との連携機能を提供開始したと発表した。

 Smart Billingは、サブスクリプションサービスの提供事業者を支援するプラットフォーム。商品管理、顧客・契約管理、課金、請求・回収、会計、分析といった一連のバックオフィス業務の効率化を支援する機能を搭載しているという。

 一方のThings Cloudは、サービス提供事業者のビジネス環境にあわせた多様なセンサー/デバイス接続からのデータ収集、可視化、分析、管理など、IoTに必要な機能がパッケージ化されたIoTプラットフォームである。

 今回は両サービスが連携し、Things Cloudで取り扱う「IoTデバイス・測定値データ」と、Smart Billingで取り扱う「サブスクリプション契約情報」をひも付けて一元的に管理できるようになる。

 これにより、Things Cloudを用いてIoTデバイスで取得した測定値データを把握するとともに、取得した測定値データを、Smart Billingの課金機能に利用実績として自動連携し、料金計算を行えるようになるため、サブスクリプション課金の運用プロセスをすべて自動化できるとした。

 また、従来は利用実績に応じた価格体系でのサービス提供が難しかったハードウェアのサブスクリプションモデルでのサービス提供において、従量制の料金プランを組み合わせた柔軟な価格体系を容易に実現できるとのこと。

 さらに、Things CloudとSmart Billingは、いずれもクラウドサービスとして提供されるので、サブスクリプションサービスの提供事業者は、利用実績を取得するために専用システムを構築する必要がなく、迅速にビジネスを立ち上げられるとしている。