週刊データセンターWatch:

大和エナジー・インフラ、香川県の生成AIデータセンター開発企業に出資

 大和証券グループの大和エナジー・インフラ株式会社は、香川県で生成AI向けデータセンターの開設を手がける特別目的会社、株式会社ハイレゾ香川への出資を発表した。

 出資にあたっては、株式会社日本政策投資銀行を中心とする共同投資家と共に契約を締結した。通信需要は引き続き増加することが見込まれ、データセンター整備の重要性は今後一層高まると大和エナジー・インフラでは分析。今回の出資を契機に、国内外のデータセンターへの投資を加速するとしている。

 ハイレゾ香川は、香川県内の廃校の体育館や、研究施設「RIST かがわ」でのデータセンター開発を計画している。開発にあたっては、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの助成金を活用する。

 なおハイレゾ香川の設立元である株式会社ハイレゾは、GPU特化型データセンターの運営実績があるほか、佐賀県玄海町でも廃校利用型データセンター開発を手がけている。