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日本テラデータ、DWH用並列プラットフォームの最上位機種「Teradata Active EDW 6700」
(2013/5/21 12:59)
日本テラデータ株式会社は21日、Teradataデータウェアハウス(DWH)用超並列プラットフォームの最上位機種に、新モデルの「Teradata Active Enterprise Data Warehouse 6700」(以下、Teradata Active EDW 6700)を追加すると発表した。同日より販売・出荷を開始する。
Teradata Active EDW 6700は、Teradata Active EDW 6690/6650の後継モデルとして提供される、DWHプラットフォームの最上位機種。最新プロセッサ「Xeon E5」の採用によるパフォーマンス向上や、42Uラックキャビネットを採用した新しいデザインにより、設置面積を前モデルから最大50%削減できるほか、日本テラデータが提唱するビッグデータ分析環境「Teradata Unified Data Architecture(Teradata UDA)」のための通信能力が強化されている。
ノード間の通信には、ノード間の接続にはMellanoxのInfiniBandを採用。接続ソフト「Teradata BYNET」の最新版「BYNET V5」との組み合わせで、最大2000の並列処理ノードを接続可能という。
ラインアップには、SSDと大容量HDDを併用するハイブリッドストレージ構成の「Teradata Active EDW 6700H」と、HDDのみを搭載する「同 6700C」が用意された。
そのうちTeradata Active EDW 6700Hは、Teradata Active EDW 6690の後継で、ハイブリッド型ストレージの搭載により、データ容量あたりのパフォーマンスの最大化を求める企業に適したモデル。メモリ数はキャビネットあたり8倍となり、ワークロードのパフォーマンスも最大40%向上した。またTeradata Active EDW 6690と同様、仮想化ストレージ技術のTeradata Virtual Storageをサポートしている。価格は、最小構成時で1億9800万円(税別)から。
一方のTeradata Active EDW 6700Cは、Teradata Active EDW 6650の後継で、多数のユーザー利用を前提とする全社利用環境において、特にストレージ容量を重視する企業に適している。データ処理は最大61PBまで対応し、従来のHDDモデルTeradata 5600までの既存システムとの共存接続(Co-Existence)をサポートした。さらに、将来SSDを追加することで、ハイブリッド型ストレージ構成へのアップグレードも可能だ。価格は、最小構成時で1億4400万円(税別)から。