ニュース

L is Bの現場向けビジネスチャット「direct」とシャープのアルコールチェックサービスが連携

 株式会社L is Bとシャープ株式会社は26日、L is Bの現場向けビジネスチャット「direct(ダイレクト)」と、シャープのアルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」が連携を開始したと発表した。これにより、アルコールチェックの結果確認から承認までのプロセスをdirect上で完結できるようになり、安全管理の強化と承認業務の効率化を同時に実現するとしている。

 directは、LINEに似たインターフェイスを持つ、ビジネス利用に特化したチャットツール。文字のやりとりだけでなく、現場で撮った写真や図面ファイルを使った情報共有のツール、あるいは緊急時の連絡手段として、現場で働くフィールドワーカーに広く活用されている。

 一方のスリーゼロは、ドライバーのアルコールチェック結果を適切に管理するためのサービスで、市販のアルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの有無をチェックし、検査結果はスマートフォンアプリ経由でクラウドに送信・保管できる。

 今回は両サービスが連携することにより、スリーゼロでの測定データがdirectに自動で通知され、その場での承認も可能になった。具体的には、運転者がスリーゼロのアプリでアルコール測定結果を送信すると、「スリーゼロボット」を通じてdirectのトークルームに自動投稿されるため、管理者への周知を効率的に行える。

 また、管理者はその投稿に返信するだけで、すばやく承認や否認の手続きを行え、万一アルコールが検出された場合でも、すぐに指示を出せるとした。

「direct」管理者用トークルーム画面イメージ(左:測定結果の通知 右:測定結果の承認)

 なお、連携にあたって、スリーゼロ上の会社組織とは別に、現場単位で運転者グループを簡単に設定できる機能も提供される。このため、現場ごとに作成したdirectの管理者用トークルームに同じ現場の運転者グループをひも付けるだけで、アルコールチェックの確認・承認作業を現場単位で行えるとのこと。さらに、現場が変わっても新しい現場に合わせてグループを簡単に再設定することが可能だ。

 今回の連携機能を利用するためには、directとスリーゼロの契約が必要。連携に必要となるスリーゼロボットは、direct専用のボットレンタルサービス「direct bot RENTAL」で提供される。