現場向けチャットツール「direct」、建設現場向け点検表ペーパーレス化サービス「GENBAx点検」と連携

　株式会社L is Bは20日、現場向けビジネスチャット「direct（ダイレクト）」と、SORABITO株式会社の建設現場向け点検表ペーパーレス化サービス「GENBAx点検」が連携を開始したと発表した。

　「direct」は、LINEに似たインターフェイスを持つ、ビジネス利用に特化したチャットツール。文字のやり取りだけでなく、現場で撮った写真や図面ファイルを使った情報共有のツール、あるいは緊急時の連絡手段として、現場で働くフィールドワーカーに広く活用されている。

　一方の「GENBAx点検」は、建設機械の始業前点検や、設備・足場の点検、作業員の健康チェックなど、さまざまな点検表をペーパーレス化できるサービスである。

　この「GENBAx点検」では、点検や承認に関する通知をメールで受け取れるが、ユーザーである元請け企業から「direct」で通知を受け取りたいといったニーズが多く寄せられていたため、今回、両社は連携機能を開発した。

　連携機能により、「GENBAx点検」から送られる各協力会社への点検未完了リマインド・各種承認・現場内の点検実施状況などの通知を、「direct」のトーク上で受け取ることができる。これによって、日常的に「direct」上で行っているやり取りと、現場の点検状況についての情報を集約できるため、点検業務の効率化と情報共有の迅速化を実現するとしている。

　なお、通知の受け取り方法は、ユーザー情報ごとに最適化された個人宛の通知と、複数人での共有を目的としたグループ宛の通知の2種類から、目的に応じて選択できる。