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MetaMoJi、安全AIソリューションの機能強化などを実施した現場専用デジタルノート「GEMBA Note」新版

 株式会社MetaMoJiは9日、現場専用デジタルノートアプリ「GEMBA Note」をメジャーバージョンアップし、同日より提供開始すると発表した。

 GEMBA Noteは、刻々と変化する現場の瞬間を確実に記録・処理するためのさまざまな編集機能を搭載している現場専用デジタルノート。事務所に戻ることなく現場で完了する業務を増やせるため、作業の生産性や業務品質の向上、ミスの削減に貢献するという。

 4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる今回の新版では、まず、レイヤーの表示・非表示やカレントページの設定を一括で行えるように改善。また、フォルダ階層の管理権限が拡張されたほか、チームのアーカイブやノートの削除禁止設定に対応するなど、フォルダ管理の利便性が向上している。

 さらに、AIが作業シーンに応じたリスクおよび対策を網羅的に提供し、個人の経験や知識に依存しない安全衛生管理を可能にする「安全AIソリューション」では、基本版(厚生労働省公開データ版)と生成型が融合し、新たに「公開データ版(生成型2.0)」「自社データ版(知識型)」として生まれ変わった。

 このうち「公開データ版(生成型2.0)」では、AIが参考情報を選んでリスクや対策を生成する従来の自動モードに加えて、利用者自身が参考情報を選んでリスクや対策を生成するインタラクティブモードを利用可能にしている。また、リスク・対策検討ワークシートも標準搭載されており、検討結果や補足資料として活用することで、安全衛生管理の強化が図れるとのこと。

 なお、安全AIソリューションの利用には、GEMBA Noteのスタンダード版以上が必要となる。

 また新機能としては、測定記録支援システム「BLuE」アプリに対応した計測機器の測定値を、GEMBA Note上の帳票にダイレクトに入力・反映する「計測機器連携」が利用可能になった。フォーム部品への直接入力、複数データの一括入力にも対応しており、入力作業をゼロにすることで、転記ミスの削減や検査報告の効率化を実現する。

 なお同機能は、10月ごろのリリースを予定している「BLuE for iPad v1.9」以降で利用でき、GEMBA Noteのスタンダード版以上が必要。