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MetaMoJi、工事写真管理機能などを追加した建設現場向け施工管理アプリ「eYACHO 7」
計測支援ツール「BLuE」との連携機能なども追加
2025年7月28日 12:01
株式会社MetaMoJiは、建設現場向け施工管理アプリ「eYACHO」をメジャーバージョンアップし、新版「eYACHO 7」として9月上旬より提供開始すると発表した。
eYACHOは、建設現場において、備忘録や測量結果の記録、打ち合わせのメモなど、さまざまなシーンで利用される野帳(レベルブック)をデジタル化できる“デジタル野帳”アプリ。手書きや写真、日報などの記録をデジタルで管理したり、図面や資料のペーパーレス化を行ったりできるほか、遠隔地間のコミュニケーションを実現するリアルタイム共有機能も備えている。
今回のバージョンアップでは、撮影した工事写真のチェックや確認などにより、工事写真帳の作成業務を効率化する工事写真管理機能や、AIのナビゲートによって疑問点の解消を支援するAIヘルプ、現場配置図や安全指示などの最新情報をワンタップで現場のサイネージへ反映するデジタルサイネージ連携などの機能が追加された。
また、電気設備工事などで使用される各種計測機器とBluetoothで接続し、取得した計測データをアプリ上で自動的に帳票へ反映できる、関電工の計測支援ツール「BLuE」と連携。BLuEで取得した計測データを、そのまま「eYACHO」の帳票フォームに取り込めるようになったため、従来、計測結果を手作業で帳票に転記していた工程が不要となり、現場での入力ミスを防止しつつ、帳票作成の作業時間を削減するとしている。なお連携機能は、10月ごろのリリースを予定しているBLuE for iPad v1.9で利用できる。
さらに安全AIソリューションでは、生成型と基本版(厚生労働省公開データ版)が統合され、法令に加えて、各種リスク管理マニュアル等にも対応。レイヤー機能では、レイヤーの表示・非表示、カレントページの設定を一括で行えるようになった。ビデオ通話機能「GEMBA Talk」もアップデートされ、Android対応、USBカメラ対応(iOS版)などが行われている。
また今後は、以下のアップデートも予定されている。
・図面縮尺設定、定規機能強化(2026年1月ごろ)
・サーバーAPI公開(2026年1月ごろ)
・BIM/CIMデータの活用(2026年4月ごろ)