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パーソルビジネスプロセスデザイン、請求業務において“人の工数ゼロ”を実現する新サービスを提供
2025年12月11日 12:04
パーソルビジネスプロセスデザイン株式会社は10日、企業の請求書発行・受領などの請求業務において、生成AIなどを活用して人間の工数ゼロを実現するサービス「請求業務のゼロ化」を提供開始すると発表した。生成AI、機械学習、RPAなど、さまざまな技術を活用しながら、業務効率と品質の向上、コストの最適化、人の工数“ゼロ”を目指すという。
「請求業務のゼロ化」は、請求書の発行・受領、契約内容・実績・請求内容の照合、ワークフローの承認など、請求に関連するすべての業務において自動化を実現する伴走型DXサービス。これまで自動化・省人化が難しいとされてきた非定型作業や非構造データの処理において、AIなどの先端技術の専門知識を持つコンサルタントが選定した最適な技術を、専任の技術者が業務プロセスに実装することで、複雑な要件の請求業務であっても自動化を可能にする。
例えば、パーソルビジネスプロセスデザインが紹介した請求書発行業務(進捗確認)プロセスの例では、案件ごとに契約条件や記載項目が異なるため請求書の仕様が統一できず、各案件の部門担当者経由で提示される「請求書作成依頼」に沿って請求書を作成する必要があったほか、「請求書作成依頼」は非構造データ・フリーテキストのため請求書作成システム等による単純な自動化は難しく、毎月1600枚以上の請求書発行業務を手作業で実施していたという。
こうした環境に「請求業務のゼロ化」を導入した結果、どのような請求書を作成すべきかといった解釈や締め切り日の計算、後続処理の判断が自動化され、メールの目視確認、ステータス管理用アプリの起票・更新など、従来行っていた手作業を削減できたとのこと。さらに、必要なデータを整備し、後続の処理がスムーズに進むよう支援することで、業務プロセス全体の効率化を実現。76.3%の工数を削減できたとしている。
また、請求書の受領業務では、各請求元から異なる様式で届く請求書を効率的に管理し、発注管理や経費申請履歴などの関連するシステムと連携して業務を効率化できるとした。
