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primeNumberのクラウドETL「TROCCO」、データ転送先のコネクタ構築に対応

ユーザー自身が連携サービスを拡張できる「カスタムコネクタ」機能を拡張

 株式会社primeNumberは11日、クラウドETL(Extract/Transform/Load)サービス「TROCCO」において、ユーザー自身が連携サービスを拡張できる機能を拡張し、データ転送先のコネクタ構築に対応したと発表した。これにより、企業が収集したデータを各種サービスに連携し、さまざまな業務でデータを活用するデータアクティベーションのための機能が強化されている。

 TROCCOは、データの収集・加工・連携を自動で行い、点在しているデータをひも付けることによって、より複雑で高度な分析を可能にするSaaS型のETLツール。さまざまなデータの連携・整備・運用を自動化し、迅速にデータ活用環境を整備できる点が特長で、従来はエンジニアが手作業で行っていたデータ統合作業の自動化を実現し、企業のデータ活用を推進するという。

 今回は同サービスにおいて、各サービス(転送元)からデータを収集するためのコネクタをユーザーが自ら開発できる「Connector Builder」を強化。新たにデータ転送先(送信)に対応するとともに、名称も「カスタムコネクタ」へと刷新した。画面上でコネクタの開発を行い、運用をTROCCOで行うことにより、開発・運用のコストを最小化しながら、データ連携の幅を広げられるとのこと。

 primeNumberでは、このカスタムコネクタを利用すると、ユーザー自身がデータの「収集」と「送信」の双方向でコネクタを開発できるため、TROCCOが提供するコネクタに依存することなく、データアクティベーションをより柔軟かつ迅速に推進できるとそのメリットを強調している。

 なお、ユースケースとしては、人事業務において、社員マスタを起点として各HR系SaaSの従業員情報を一括操作する、プロダクト開発において、プロダクトの利用ログで一定の傾向が見られた際にBacklogなどのプロジェクト管理ツールに自動で課題を起票する、といったものを想定している。