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NTT e-Drone Technology、損傷解析AIサービス「eドローンAI」で腐食の深さを推定する機能を提供
2025年12月11日 16:31
株式会社NTT e-Drone Technologyは10日、損傷解析AIサービス「eドローンAI」の錆検出機能のオプションとして、撮影した鋼材の画像から、腐食の深さ(腐食による鋼材断面の欠損量)を自動的に推定する新サービス「腐食深さ推定」を提供開始すると発表した。
「eドローンAI」は、ドローンやスマートフォンなどのカメラで撮影したインフラ構造物の画像をAIが解析し、鋼材やコンクリート材の損傷を検出するサービス。その機能のひとつとして、鋼材の錆を検出する機能を提供しており、今回は同機能のオプションとして、「腐食深さ推定」を新たに提供する。
この新機能は、カメラで撮影した鋼材の画像から、腐食の深さを自動的に推定するもので、錆検出機能と同時に利用することにより、錆領域の検出と腐食深さを同時に解析し、目視確認の負担軽減と点検業務の効率化・高度化を実現できるとした。
なお、NTTのNTTアクセスサービスシステム研究所にて構築したR&D成果を活用しており、実際のインフラ構造物に発生する腐食の深さを測定したデータを収集し学習させているため、実測データとの平均誤差0.29mmという高い精度で実現しているとのこと。これにより、従来は目視判断で予測していた鋼材の健全度を、定量的に評価可能になるとしている。
