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CData、OpenAI対応のAIアシスト機能などを搭載したB2Bデータ連携ツール「CData Arc V25.3」をリリース
2025年10月9日 16:39
CData Software Japan合同会社(以下、CData)は8日、B2Bデータ連携ツール「CData Arc」の最新版となる「CData Arc V25.3」をリリースした。
最新版では、XML MapコネクタでOpenAIまたはOllamaを使用したAIアシストマッピング機能が使用可能になった。CData Arcは、AIを変換レイヤーに直接埋め込むことで、B2B連携フローの作成における複雑なデータのマッピングを自動化する。これにより、専門知識がなくてもマッピング設定が行えるようになるとともに、設定の高速化とエラーの削減によって、導入や運用における工数削減を実現する。
また、新しく搭載したICAP(Internet Content Adaptation Protocol)コネクタにより、ICAPサーバーとのシームレスな統合が可能になった。これにより、ユーザーはMFT連携フローにウイルススキャン、コンテンツフィルタリング、データ漏えい防止機能を追加できる。ICAPコネクタは、TLS暗号化、カスタマイズ可能なHTTPカプセル化、柔軟な認証をサポートしているため、厳格なデータガバナンスポリシーのもとでも使用できる。特に医療、金融、政府機関・公共団体をはじめとするセキュリティを重視する組織に適した機能となる。
SSO(Single Sign On)機能では、設定UIを再設計し、「セキュリティ」タブに統合した。これにより、Microsoft Entra IDとOktaの認証設定がよりスムーズに行える。また、新しいUIでは、ID管理がより迅速かつシンプルになり、ユーザーの負担軽減に加え、アクセスコントロールを一元化することで、コンプライアンス監査への対応の簡略化も実現した。
FIPS(Federal Information Processing Standard)準拠のための設定を簡略化し、政府や金融機関などの高度なセキュリティを必要とする組織が、複雑な手動設定を行わずに暗号化標準を満たせるようになった。
Webhookコネクタによって、WebhookはHMAC署名認証を使用して保護できるようになった。HMACベースの検証は、不正アクセスや改ざんされたデータに対する強力な防御であり、組織が自動化ワークフローを保護し、APIセキュリティのベストプラクティスを満たす上で効果的となる。同機能は、ProfessionalおよびEnterpriseユーザーで利用できる。
ユーザビリティの面では、XML Mapコネクタに表示密度の切り替え機能を追加し、マッピングの管理をより効率的に行えるようになった。