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インテックのID認証サービスとワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」が認証連携

 株式会社インテックと株式会社ワンビシアーカイブズは16日、インテックのクラウド型認証サービス「ID認証サービス(以下、認人:にんと)」と、ワンビシアーカイブズの電子契約サービス「WAN-Sign」の認証機能を連携したと発表した。相補のSAML連携機能を活用し、シングルサインオン(SSO)での認証接続を可能にしている。

 「認人」は、複数のクラウドサービスにまたがる煩雑なIDや認証管理を統合できるクラウド型の認証サービス。ワンタイムパスワードや証明書などを用いて認証セキュリティを強化する多要素認証(MFA)、一度の認証で複数のクラウドサービスを利用できるようにするSSOなど、認証に関わるセキュリティや利便性を向上させるさまざまな機能を備えている。

 一方の「WAN-Sign」は、書面契約書および電子契約によって締結した契約書の一元管理、さらには書面契約書の原本管理・保管を一つのサービス内で提供できる電子契約・契約管理ソリューション。官公庁・金融機関・医療機関・製薬業など、厳しいセキュリティ基準での実績を通じて蓄積した文書管理ノウハウを基に、電子認証局をグループ内に持つGMOインターネットグループと共同開発したという。

 今回は、「認人」の連携サービスに「WAN-Sign」が追加され、利用者は、セキュリティが確保された多要素認証ログインにより、「WAN-Sign」を活用した電子契約手続きを進められるようになった。また利用者は、「認人」にログインすることで「WAN-Sign」へのSSOを行えるようになったため、ID/パスワードの個別管理の手間を軽減できるとしている。