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NTT西日本グループ、「セキュリティのかかりつけ医」として企業のセキュリティ対策を伴走支援するサービスを提供
2025年10月10日 09:00
NTT西日本グループは9日、サイバーセキュリティに医療の考えを取り入れ、「セキュリティのかかりつけ医」として自治体や企業が抱える課題に寄り添い支援を行う「Cybersecurity Primary Care」の取り組みの一環として、顧客のセキュリティに関する環境診断から対策計画の提案、相談対応までを一貫して行う「伴走型セキュリティ対策支援サービス」を、10月10日に提供開始すると発表した。
伴走型セキュリティ対策支援サービスは、セキュリティ対策の対応状況を問診やシステム診断を通じて定性・定量評価を行い、専門チームによりセキュリティの優先課題と実行計画を明確化したケアプランを作成する。これを基にセキュリティ対策の目標達成に向けた実行から運用、問題の相談支援までセキュリティの「かかりつけ医」として伴走型でサポートする。
2026年度に経済産業省が制度化を予定している「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」をベースにした独自の問診票を用いた評価(定性評価)に加え、外部・内部からIT資産のシステム診断(定量評価)を行い、セキュリティ対策の成熟度とリスク要因を多面的に評価する。
アセスメント結果に基づき、セキュリティの専門家が課題を分析し、顧客の目標達成に向けて基本方針の策定と具体的なセキュリティ対策計画を立案し、「ケアプラン」として提供する。
目標達成に向けたセキュリティ対策の実行に加え、セキュリティ業務における問題などについて、セキュリティの専門家がメールなどを通じて相談に対応する。
サービスの提供エリアは西日本エリア(富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県)。提供価格は要問い合わせ。
NTT西日本グループでは今後、サイバーセキュリティに関する多様な課題に対応するため、サイバーハイジーンやSOCなど、幅広いサービスラインアップを展開し、Cybersecurity Primary Careの取り組みをさらに充実するとしている。