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インテック、多要素認証やモニタリング機能などを追加したクラウド型認証サービス新版

 株式会社インテックは7日、複数クラウドサービスのID認証を一括で管理できるクラウド型認証サービス(IDaaS)「ID認証サービス」を強化し、多要素認証やユーザー管理といった新機能を提供すると発表した。

 「ID認証サービス」は、Microsoft 365、G Suite、Salesforceなど、複数の異なるクラウドサービスのIDを一括管理できる、クラウド型のID管理サービス。現在は、クラウドサービスを開発するサービス事業者や、クラウドサービスの利用推進を図る企業の情報システム部門などに利用されているという。

 今回は同サービスに複数の新機能を追加した。まず、ID/パスワードでの認証に加えて複数の認証方式(クライアント証明書認証、ワンタイムパスワード認証など)を利用できる多要素認証機能を提供する。

 また、複数のシステム/サービス間でID情報の連携を実現するためのAPIを用意した。このAPIを利用すると、認証機能の開発ノウハウがなくても、自社サービスにセキュリティレベルの高い認証機能を追加できるようになるとのこと。

 このほか、クラウドサービス利用者のID登録・変更・削除といった、IDの状況や利用者の認証状況を把握できるモニタリング機能も実装。ユーザーの認証状況をリアルタイムに確認することで、クラウドサービスの利用状況が把握でき、自社サービスのマーケティングにも活用できるとしている。

モニタリング機能のレポート画面イメージ

 ID認証サービスの価格(税別)は、初期費用が20万円、月額サービス利用料金が1IDあたり300円から。

 なお今後は、認証方式の追加やFIDOへの対応など、さらなる機能追加も予定されているとのことだ。