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日立ソリューションズ、ユニバーサルAIプラットフォーム「Dataiku」を提供

Dataikuの概要図

 株式会社日立ソリューションズは27日、米Dataikuと販売代理店契約を締結し、ユニバーサルAIプラットフォーム「Dataiku」を5月28日に提供開始すると発表した。

 Dataikuは、経営者や営業、事業部門などのビジネスユーザーから、データ分析専門家まで幅広いユーザー層に対応するユニバーサルAIプラットフォーム。データソースとの接続からデータ加工などの前準備、AIモデルやAIエージェントの開発、運用管理、AIガバナンスまでのプロセスを、一つのプラットフォームで実現する。

 AIのアルゴリズムやプログラミングの知識がないビジネスユーザーでも、ノーコードでのデータ分析やAI活用が可能。登録された学習データに最適なAIアルゴリズムを、事前に用意された分析手法の中から活用できる。また、データ分析専門家による高度なAIモデルやAIエージェントの開発、カスタマイズにも対応する。

 ノーコードやローコードのユーザーインターフェイスにより、アナリティクスの設計から、AIモデルやAIエージェントの開発・活用までを、迅速かつ容易に実現する。また、ビジネスユーザーとデータ分析専門家が、コメントの共有やディスカッション、情報共有などを行いながら分析業務を進められるため、部門横断の知見を蓄積できる。

 さらに、クラウドストレージやデータウェアハウスなど、格納場所や形式にかかわらず多様なデータソースからデータを取り込める仕組みを備える。Dataikuの活用により、企業はAIモデルの開発、運用、改善を効率的に推進し、競争優位性を強化できるとしている。

 日立ソリューションズは、顧客のデータ利活用基盤と連携したDataikuとの円滑なデータ連携や、AIモデルの業務適用促進など、導入から運用定着までサポートし、Dataikuの導入で持続的なデータ利活用ができるよう伴走支援する。具体的には、分析コンサルティング、PoCによるビジネス効果検証、分析基盤構築/AI開発支援、運用定着化支援の各サービスを提供する。