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北國銀行、日本ユニシスのBankVisionベースの新基幹システムを採用

 日本ユニシス株式会社と株式会社北國銀行は5日、北國銀行が、日本ユニシスのオープン勘定系システム「BankVision」を中核とする新基幹系システムを開発したと発表した。同行では、1月4日からATM、インターネットバンキングなどのサービスを開始したほか、1月5日からは全業務を開始している。

 今回採用されたBankVisionは、Windowsベースのフルバンキングシステム。地方銀行における基幹系オープンシステムとして10行で採用されており、稼働実績は今回の北國銀行で9行目になるという。

 北國銀行では今回、このBankVisionを中核とし、BankVisionと同一のオープンミドルウェア「MIDMOST」を利用してBankVisionと密に連携する営業店システム「BANK_FIT-NE」、および国際勘定系システム「OpenE'ARK」へ同時公開する大規模プロジェクトを実施した。

 新システム導入により北國銀行では、今後の新規業務への対応や、新商品・新サービス提供に向けた迅速なシステム開発を行えるようになる。加えて、万一大規模災害でシステムがダウンした場合でも、復旧時間が大幅に短縮可能となるなど、さまざまなメリットを享受できるとした。

 なお、このシステムではWindows Server 2012とSQL Server 2012を利用しており、BankVisionとして最新のインフラの採用になるとのこと。またシステム運用は、日本ユニシスが提供する共同アウトソーシングセンターに委託している。

石井 一志