ニュース
SCSK、企業のデータ保護とガバナンスを統合的に実現するBigIDのデータセキュリティプラットフォームを提供
2025年12月19日 09:00
SCSK株式会社は18日、企業のデータ保護とガバナンスを統合的に実現するデータセキュリティプラットフォームを提供する米BigIDと、国内初のディストリビューター(一次代理店)契約を締結したと発表した。
SCSKは、企業に求められるデータの可視化とガバナンス強化といった課題に対応し、ITインフラ事業におけるデータガバナンス領域を拡大してAI時代に求められる安全性・透明性を確保するため、BigIDを選択したと説明する。
BigIDは、クラウド・オンプレミス・SaaSなど、複数環境に散在するデータを横断的に検出・分類し、AIが扱う情報のリスクを可視化・制御することで、データガバナンスを実現するデータセキュリティプラットフォーム。特定の環境に限定されず、マルチクラウドや外部SaaSまで幅広く対応できる点や、ユーザー単位の脅威検知を中心とするのではなく、“データそのもの”の可視化と制御に重点を置くアプローチにより、企業のデータリスク管理を総合的に支援する。
BigIDが提供する「BigID Next」は、クラウド・オンプレミス・SaaSなど、企業内外に点在するあらゆるデータソースを横断的に分析・統合し、データの所在・属性・利用状況を一元的に可視化・制御するプラットフォーム。
複数のプラットフォームに対応し、データの検出と抽象化を実現する。また、データの探索・マッピング、データ資産管理・分類によるカタログ化を実現し、各国のデータ規制に基づきデータを判断できる。データリスクの把握とリスク管理・是正が可能となり、アプリ・API制御や外部連携によるデータコントロールを提供する。
AWS、Google Cloud、Microsoft 365、Azure、Box、Slack、GitHub、Windowsファイル共有など、主要なクラウドサービスや業務システムとの連携が可能。データ制御だけでなく、既存のサービスと連携することで、コンプライアンス向上やセキュリティ投資効果の向上などに寄与する。
SCSKは今後、BigIDとの協業を通じて、データ活用やAI活用を前提としたデジタル基盤の強化を包括的に支援する。さらに、グループ会社であるSCSKセキュリティ株式会社をはじめとする社内外との連携を強化し、BigIDを軸とした他サービスとの連携やコンサルティングサービスを提供することで、企業が直面する「データリスク管理」における課題解決に貢献するとしている。
