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日本ユニシス、オープン勘定系システム「BankVision」がマイナンバー対応

 日本ユニシス株式会社は8日、オープン勘定系システム「BankVision」において、マイナンバー制度対応に向けた追加機能を開発したと発表した。

 BankVisionは、Windowsベースで開発・提供されているフルバンキングシステム。ミッションクリティカルサーバー「Unisys Enterprise Server」とWindows Server、Microsoft SQL Serverなどから構成されている。すでに、百五銀行や十八銀行をはじめ地方銀行10行で採用されており、2007年5月の稼働開始以降、安定稼働を続けているという。

 今回の機能強化により、マイナンバーの個人番号に関しては、「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライン(事業者編)」に準じ、番号を暗号化する機能や、番号を使用する端末を厳格に管理する機能などを提供する。また、法人番号の登録機能も用意するとした。

 なお日本ユニシスでは、地域金融機関向けのユーザー会や研究会も企画運営しており、今年度にはBankVision利用行向けのマイナンバー制度対応分科会も開催したとのこと。またマイナンバー制度については、2018年からの預金口座適用への対応が予定され、また、2019年をめどに民間を含む利用範囲の拡大も検討されていることから、日本ユニシスは、研究会の活動をより活性化させるとともに、関連する金融機関向けソリューションの企画・展開にも取り組んでいく予定だ。

石井 一志