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弥生、業務ソフトの“そのまま使えるクラウド化”を実現する「弥生ネットワーク クラウドホスティング」

 弥生株式会は16日、デスクトップソフトウェア「弥生ネットワーク」と、ホスティングサービス「かんたんホスティング for アプリ」(以下、かんたんホスティング)を組み合わせた一体型パッケージ「弥生ネットワーク クラウドホスティング」を提供開始したと発表した。なお同サービスは、株式会社インストラクションより、クラウド環境のOEM提供を受けて提供されるとのこと。

 弥生では2009年から、インストラクションと共同で、弥生シリーズなどのデスクトップソフトウェアのネットワーク製品を、クラウド環境で利用できるホスティングサービス「かんたんホスティング」を提供してきた。

 今回発表された「弥生ネットワーク クラウドホスティング」は、弥生のネットワーク製品と「かんたんホスティング」を、より多くの企業がスムーズに導入できるようにするためのパッケージで、弥生のネットワーク製品とクラウド環境を一括で提供することにより、インターネット接続のみで、導入時の負担を削減し運用コストを最適化しながら、弥生のネットワーク製品をクラウド環境にて利用できるようになる。

 利用者は、複数のPCから同時にデータ入力や確認を行えるほか、離れた拠点のデータもリアルタイムに確認・更新可能。また、会計・販売のデータを使っての集計や分析作業も容易に行え、経営状態や売上状況も簡単に把握できるとのことだ。

 インストラクションでは、中小企業にとってクラウド移行は依然として大きなハードルであり、操作の変化や業務の中断、データ移行への不安などから、導入に踏み切れない企業も少なくないという点を指摘。しかし、「弥生ネットワーク クラウドホスティング」を用いることで、使い慣れたソフトウェアをクラウドで利用可能になるため、“そのまま使えるクラウド化”が実現すると、そのメリットをアピールしている。