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弥生、業務ソフト「弥生 23シリーズ」を10月21日に発売 インボイス制度対応機能などを追加

 弥生株式会社は、小規模事業者向け業務ソフトウェアのデスクトップアプリケーション「弥生シリーズ」の新版として、「弥生 23シリーズ」を10月21日より販売開始すると発表した。

 弥生 23シリーズは、小規模事業者における会計・給与・商取引などのバックオフィス業務の効率化を実現する業務ソフトウェア。

 今回も法令改正への対応を行っており、青色申告ソフト「やよいの青色申告 23」、会計ソフト「弥生会計 23」では、2023年10月施行の「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」に対応した仕訳、証憑の作成と印刷が可能になっており、税率ごとの消費税額を自動で集計して印刷できる。また、適格請求書発行事業者の登録番号も設定、印刷可能とのこと。

 また給与ソフト「やよいの給与計算 23」「弥生給与 23」では、協会けんぽの健康保険料率、介護保険料率、雇用保険料率の改定などの法令改正や、令和4年分年末調整に対応した。さらに、年末調整を円滑に進めるための情報を記載した「年末調整あんしんガイド」を、弥生のWebサイトにて公開している。

 このほか、業務効率化の促進を支援する機能として、領収書・請求書・納品書・見積書などの証憑をクラウド上で保存・管理可能なサービス「証憑管理サービス(ベータ版)」を提供する。自社で発行した証憑の控えや、取引先から受領した証憑もまとめて管理でき、改正電子帳簿保存法に定められた検索要件や訂正削除の防止措置にも対応しているとのことだ。

 同サービスは、弥生会計や弥生販売、弥生給与など、対象となるデスクトップアプリケーションの「あんしん保守サポート(無料導入サポートを含む)」に加入しているか、弥生会計 オンライン、やよいの青色申告 オンラインなどのクラウドサービス(無料体験プランを含む)を契約している場合、追加費用なしで利用できる。