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ビジネスチャット「LINE WORKS 4.2」、トークルームやDrive機能の使い勝手を改善
OCR技術を活用した画像検索機能により、探したい情報をより見つけやすく
2025年4月10日 13:09
LINE WORKS株式会社は10日、ビジネスチャット機能を中核としたコミュニケーションツール「LINE WORKS」の新版「同 バージョン4.2」をリリースしたと発表した。トークルームのカテゴリー表示や、掲示板の投稿にラベルを追加できる機能など、日常業務の中で感じる“ちょっとした不便”を解消するアップデートが行われているという。
LINE WORKSは、広く普及しているチャットツール「LINE」に似たインターフェイスを備えた“ビジネス版LINE”。チャット(トーク)以外にも、掲示板、組織階層型アドレス帳、アンケート、ファイル共有など、ビジネスコミュニケーションに必要となるさまざまな機能が提供されている。
今回の新版では、トークルームをカテゴリー別(すべて/1:1/複数人/Bot)に分類して表示されるようにアップデートした。これにより、目的のトークルームに素早くアクセスできるようになったという。なお、トランシーバーアプリ「LINE WORKSラジャー」を利用中の場合は、「Bot」の横に「ラジャー」のタブも表示される。
また通知機能が改善され、トークや掲示板、カレンダーの更新などといった複数の通知がある場合も、重要な通知を見逃さないようUIを変更した。サービス通知に新着トークや予定の招待がある場合に、アイコンに「N」のマークが表示される。
掲示板機能では、投稿にラベルを付与できるようにした。これにより、投稿が増えてきた場合でも簡単に分類を行えるほか、ラベルでフィルタリングできるため、確認したい投稿にすぐにたどり着けるとのこと。
さらに、より多くの掲示板投稿を促し利用活性化につながるよう、「最近の投稿」画面で、掲示板内の画像や冒頭の文章などが露出されるフィード型の表示方法に切り替えられるようにしている。
このほか、クラウドストレージ機能「Drive」を拡張して利用できるオプション「Drive Plus」では、メールに添付されたファイルを、ワンタイムパスワード方式で自動的に共有できる機能が追加された。管理者画面にて、「Drive上ファイルのセキュアリンク設定」を有効化することで利用可能できる。
なおDrive Plusでは、OCR技術の活用により、Driveの検索機能において画像ファイルやPDFファイル内のテキストも検索可能になった。Driveアプリでは、文書をカメラでスキャンし、PDFまたはJPG形式でDrive内に保存できる機能が追加されており、画像内の文字検索機能により、スキャンしたファイル内のテキスト検索も行えるとのことだ。