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日立ソリューションズ東日本、Salesforceと工程管理を連携する「SynViz S2 for Salesforce」を提供
2025年12月16日 11:00
日立ソリューションズ東日本は15日、パートナーアプリと専門家向けの主要なエンタープライズマーケットプレイス「Salesforce AppExchange」上で「SynViz S2 for Salesforce」を発表した。
SynViz S2 for Salesforceでは、プロジェクト工程管理ツールのSynViz S2を、商談情報を管理するSalesforceと連携することで、見積もりを作成する上で必要な他プロジェクトの進捗状況をSynViz S2で確認できる。Salesforceで案件情報を管理し、SynViz S2で仮スケジュールの作成をしながら見積もり・納期回答を行える。コミュニケーションはChatterに統一することで、部門間連携を促進する。
Salesforceに入力したマイルストーン日付を自動連携してSynViz S2にプロジェクトを作成することで、認識齟齬、伝達ミスを防ぐ。Salesforceでメンバー設定を行う際、SynViz S2で対象者の負荷状況を確認しながらアサインでき、過去の従事プロジェクトも分かるためプロジェクトに適任か一目で確認できる。
これにより、プロジェクト開始前の引き合いから見積もり・納期回答における課題となる、「複数部門が関与しており、見積もり・納期回答に時間がかかる」「仕様変更が発生し、都度再調整・再見積もりが必要」「複数案件を考慮しながらのスケジュール調整が必要」といった点を解決する。顧客が受注前の段階から複数部門でスケジュール調整を可能にし、見積もり精度の向上につなげるとともに、円滑なプロジェクト推進を実現できるよう支援する。
日立ソリューションズ東日本では、従来はガントチャートによる「工程管理」を中心としてきたが、今回のSalesforce連携により、営業部門での利用に留まらず、全社連携の促進、プロジェクトの総合的な管理を実現できると説明している。今後は特定部門での利用だけでなく、部門を横断したプロジェクト情報の共有をさらに支援するため、AI機能を搭載した機能(スケジュール自動作成、リスク抽出、リソースの最適な配置支援など)の追加や、他サービスとの連携強化、利用者数増加に対して柔軟に対応可能なサービス基盤強化などを実施する予定としている。
