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パナソニック コネクトがSaaSパートナープログラムをリニューアル、対象製品や内容を拡充
公的モバイルID認証サービス「VeriMe」が対象製品に追加
2025年12月16日 12:15
パナソニック コネクト株式会社は15日、SaaSパートナープログラムをリニューアルしたと発表した。セールスや開発、複数SaaSの導入などの支援、限定イベントへの招待、共同マーケティングといったサポートの内容を充実させることで、パートナー企業との共創を加速し、現場の課題解決やビジネス変革を促進するとしている。
パナソニック コネクトはこれまで、顔認証クラウドサービス「KPASクラウド」、現場映像活用サービス「Cameleo」などのSaaSを提供し、販売パートナー企業や自社サービスに組み込んで商品開発をする企業に向けて、新たな価値創造を支援するコンテンツやサポートメニューを提供するパートナープログラムを用意してきた。
そうした中で、パートナー企業からは、さらなる販売サポートの充実や対象サービスの拡充を求める声が上がっていたことを受け、公的モバイルID認証サービス「VeriMe」をパートナープログラムの対象に追加。対象サービスを統合した「新SaaSパートナープログラム」としてリニューアルしたという。
「新SaaSパートナープログラム」では、導入事例やトークスクリプトの共有、FAQの公開、セールストレーニングの開催など、パートナー企業の販売活動を後押しするサポートメニューが拡充された。さらに、共創活動や導入事例の公開、展示会出展時の共同マーケティングにより、パートナー企業の認知向上にも貢献するという。
また、「KPASクラウド」「Cameleo、「VeriMe」の中から複数のサービスを組み合わせて提供できるようになり、個別サービスの価値にとどまらない、より高度なソリューション提案が可能となった。
例えば、「KPASクラウド」と「VeriMe」を組み合わせると、iPhoneのマイナンバーカードの顔情報と照合する顔認証を組み合わせた本人確認ソリューションを構築可能。また、「KPASクラウド」と「Cameleo」を組み合わせることで、顔認証による入退管理と入り口の監視を統合した、よりセキュリティレベルの高いソリューションも提供できるとしている。
このほか、今回の強化では、加入企業向けの専用サイトを通じて、複数サービスの機能アップデート情報や資料をいつでも入手できるようになった。加えて、対象サービスの無償利用期間の延長や開発ガイドラインの提供により、開発の負担を軽減する。こうした支援により、パートナー企業は、提案活動や新商品開発のリードタイムを短縮できるとのことだ。
なお、パートナーのカテゴリは、企業の目的・業態に合わせて、対象製品を販売(リセール)する企業向けの「セールスパートナー」と、対象製品を自社サービスに組み込んで開発する企業向けの「テクノロジーパートナー」の2つを用意している。

