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ソフトバンク、回線敷設不要でクラウドと接続できるワイヤレス外線サービス「SmartCalling」
2025年12月15日 15:56
ソフトバンク株式会社は15日、法人向け音声サービス「SmartCalling(スマートコーリング)」を提供開始すると発表した。
「SmartCalling」は、クラウドPBXやクラウドCTI(Computer Telephony Integration)と接続可能なワイヤレス外線サービス。回線や設備の手配が不要なため、初期コストの削減や導入スピードの向上、管理工数の削減が見込まれるという。
標準機能としては、着信時に相手の電話番号を表示できる「番号表示」や、条件に応じて着信を別番号へ転送する「多機能転送」、設定したスケジュールに従って指定先に転送する「スケジュール転送」、国際電話の発信規制などの機能を搭載。オプションで、非通知での着信を規制する「番号通知リクエスト」、指定番号への着信をメールで知らせる「着信お知らせメール」などを提供する。
なお、サービスでは、利用目的に合わせて選択できる2つのプランを用意した。
1つ目は、ソフトバンクのクラウドPBX「ConnecTalk」と接続する場合のプラン。従来の構成では必要だった物理的な電話回線や外線ゲートウェイが不要となるため、FMCワイヤレス構成を実現できる。
一方の「CTI接続プラン」は、CTIサービスと接続する場合のプラン。こちらの場合でも、従来の構成では必要だった構内のハードウェアデバイスは不要で、SaaS型コンタクトセンターサービスとの組み合わせにより、CTIフルクラウド構成を実現できるとした。なおCTIは、サービス開始時点では「Genesys Cloud CX」との接続に対応する。

