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Skyのクライアント運用管理製品「SKYSEA Client View Ver.21.1」、小規模向けクラウド版のデバイス管理機能などを強化

 Sky株式会社は15日、クライアント運用管理ソフトウェア「SKYSEA Client View」の新版として、「Ver.21.1」を販売開始すると発表した。

 SKYSEA Client Viewは、“使いやすさ”をコンセプトに、資産管理・ログ管理・セキュリティ管理といった機能を提供するクライアント運用管理ソフトウェアである。

 今回の新版では、小規模から始められるクラウド版の「M1 Cloud Edition」において、デバイス管理やログの調査機能を強化し、日々のセキュリティ管理からインシデント発生時の調査まで、幅広くサポートできるようにした。

 具体的には、まず、USBメモリの使用制限を運用に合わせて柔軟に設定できるようにした。デバイスごとに、使用を許可する部署やユーザー、使用方法を設定でき、例えば、業務で顧客にデータを渡す機会が多い部署にのみ特定のUSBメモリへのデータ書き込みを許可するといった利用に対応する。

 また、特定の操作ログを基点に、前後5分間の操作ログを追跡して表示できるように機能を改善した。不審なログを見つけた際に、一連の操作を洗い出すことで詳しい調査をサポートする。さらに、特定のファイルを指定して、操作したユーザーや操作履歴、最終的な保存先などを時系列で確認する機能により、情報漏えいがあった際の原因や流出経路の調査を支援するとしている。

 M1 Cloud Editionの強化以外では、PCの管理番号など、自動取得できない資産情報をPCの使用者に回答させる「アンケート」機能が強化され、回答時に入力できる数字や英字を全角/半角のどちらかに限定するなど、アンケートごとにフォーマットを細かく設定できるように改善した。これにより、多数のユーザーに回答してもらう場合などでも、表記のブレがない正確な資産情報を収集できるように支援するという。

 加えて、今回は、デバイスのユーザー名などを海外言語でも正確に表示できるようにしたほか、Windows 11 バージョン25H2やmacOS Tahoe 26、Red Hat Enterprise Linux 10への対応、Windows 10 ESU(拡張セキュリティ更新プログラム)の適用状況を確認可能にするといった強化が行われている。