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MCデジタル・リアルティ、印西のNRTキャンパスにGLBBジャパンがPoPを開設

 MCデジタル・リアルティ株式会社と株式会社GLBBジャパンは9日、MCデジタル・リアルティのNRTキャンパス(千葉県印西市)において、GLBBジャパンのPoP(Point of Presence、インターネットやリモートサーバーに接続する際などに利用する最寄りの接続点)を開設すると発表した。NRTキャンパスは印西エリアで初めて、GLBBジャパンのPoPが設置されるデータセンターキャンパスとなる。

 GLBBジャパンのPoPを通じて、国内外の企業やデータセンター、パブリッククラウド等への高速で安定した接続性が強化されることで、顧客によるAI活用の推進や、イノベーション創出、DX推進において肝要となる、さまざまなデータソースの利活用が実現するとしている。

 今回のPoP開設により、NRTキャンパスを利用する顧客は、MCデジタル・リアルティが提供する各種コネクティビティサービスに加え、GLBBジャパンが提供するインターネット接続サービス「F::Xpress」および専用線サービスが利用可能になる。

 MCデジタル・リアルティは、デジタル・リアルティのグローバルなデータセンタープラットフォーム「PlatformDIGITAL」に基づいて、さまざまなクラウド事業者や通信事業者と接続することであらゆるソースからのデータ利活用を可能にし、顧客のビジネス成長やイノベーションの実現を支援するため、接続性の強化を進めていると説明。今回、GLBBジャパンの高品質で安定した、コストパフォーマンスに優れたインターネット接続サービスが新たに選択肢に加わることで、より広範な接続ニーズに応えられるとしている。

 「F::Xpress」および専用線は、顧客拠点からインターネット接続までの経路を専有し、高品質で安定したインターネット接続を提供するほか、用途に合わせて100Mbps〜10Gbpsの帯域を選択可能で、帯域保証/帯域確保の設定もできる。

 さらに、GLBBジャパンのPoPを通じて、NTT東日本/西日本が提供するインターネット接続サービス、フレッツ光ネクスト(1Gbps)、フレッツ光クロス(10Gbps)のPPPoEサービスも利用できる。

 MCデジタル・リアルティとGLBBジャパンは、GLBBジャパンの強みである高速かつ安定した接続性と、MCデジタル・リアルティの提供するAIインフラの構築に適した未来志向のデータセンター、ならびに両社の顧客基盤を生かし、オープンなエコシステムを拡張することで、顧客のビジネスの成長に寄与していくとしている。