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医療機器商社のイノメディックス、キヤノンITSの財務会計システム「SuperStream」で自計化を実現

監査対応時の工数削減や業務の標準化も達成

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は3日、株式会社イノメディックスが、キヤノンITSの財務会計システム「SuperStream」により、監査対応時の工数削減や業務の標準化を実現したと発表した。

 田中三誠堂と浜医科工業が2008年に経営統合して誕生した総合医療機器商社のイノメディックスは、経営統合に伴って経理処理が一気に増加することを見据え、従来の紙伝票と会計事務所への委託運用から脱却して、財務会計システムの導入を決定した。

 そして、自計化できることを前提に、入力情報を活用して外部システムと連携できること、現場や経営層が求めるデータ分析資料を作成するために効率よくデータを集計できることなどを考慮して、システムを選定。その結果、2009年に「SuperStream-CORE」を採用し、さらに、機能の継承と拡張を行っている最新の「SuperStream-NX」へと移行している。

 その結果、以前は会計事務所に委託していた作業が内製化され、決算早期化の一助になっているとのこと。また、ドリルダウン機能をはじめ、必要な情報をExcel出力して外部連携やデータ活用に生かせる機能などについても評価しているという。

 さらに、SuperStream-NXのわかりやすいUIにより、業務の属人化防止につながったことから、段階的に、オプションの「SuperStream-NX 証憑管理オプション」や「SuperStream-NX AI-OCR(請求書)」を導入した。これにより、伝票にひも付く証憑へのアクセスが容易になり、監査対応時に紙の領収書を探す手間が削減されたとしている。

 なおSuperStream-NXへの移行支援や日々のサポートについては、鈴与シンワート株式会社が手掛けているとのことだ。