ニュース

ウフル、既存WebサイトやPDFをそのままAIのナレッジに活用できる「AI窓口サービス」

自治体・観光業向けに提供開始

 株式会社ウフルは19日、自治体・観光業向けに、既存のWebサイトやPDF資料を活用し、FAQ作成不要で多言語対応の生成AIチャットボットを導入できる「AI窓口サービス」の提供を開始したと発表した。ウフルのデータ連携基盤「CUCON(キューコン)」の追加機能として提供するが、「AI窓口サービス」のみを単体で導入することもできる。

 「AI窓口サービス」は、自治体や組織が既に保有している資料をAIのナレッジとして自動活用することで、多言語対応の生成AIチャットボットを容易に導入可能なサービス。既存の行政Webサイト、観光案内ページ、各種PDF資料などを指定するだけで、AIが自動的にナレッジを構築するため、従来型のチャットボットでは必要だったFAQの作成が不要となり、導入当日から運用を開始できるという。また、Webサイトを更新すればAIの回答内容も自動で追従するので、情報鮮度の維持も手間なく実現するとのこと。

 さらに、AIは指定された行政情報や公式情報のみを参照してRAG(検索拡張生成)方式で回答を生成する仕組みを採用しており、回答には出典リンクを明記するため、住民や観光客が情報の根拠を確認できる。このようなAIの独自判断による回答生成を行わない設計によって、ハルシネーションリスクを低減している。

 加えて、生成AIが文脈を理解し、利用者の母国語で自然な文章を生成する機能も備えた。英語、中国語、韓国語、ベトナム語などに対応し、外国人観光客や外国人住民への情報提供を支援するとのことだ。

 ウフルでは、利用例として、転入手続き、ゴミ出しルール、防災情報、地域コミュニティ案内など、住民の生活支援に必要な情報を24時間案内することで、住民が必要な情報にいつでもアクセスできる環境を提供したり、夜間・休日などの時間外や繁忙期などにAIが問い合わせ対応を担うことで、職員の業務負荷を軽減したり、といった使い方を挙げている。